Webページ制作、修正回数制限なしの契約

これは私がWeb制作会社に勤めていた時、実際にあった案件です。
通常、Webページ制作はデザイナーさんがPDFや画像ファイルで、Webページのイメージをクライアントにお見せして、クライアントの求めるイメージとすり合わせていき、クライアントが納得したところで実際の制作に入ります。
専門的な話は省略しますが、製作途中でもクライアントさんの意見をくみ、徐々に軌道修正しつつ、完成までもっていくことになります。
ですが、完成まで行っても「やはりここはちょっともう少し・・」といった希望が出るクライアントさんも多くおられます。そのため、「大幅な修正でなければ3回まで。」と言ったような、限定された内容で契約するのが一般的です。 たぶん。
弊社(元)では、社長が企業労務の知識がなく、いい加減の極みであり、度々大きな問題が起こっておりました。もちろんしわ寄せは社員に来るのですが・・
数多ある問題の中で、特にひどかったのが「修正回数の制限を設けない」契約です。
もはや仕事として成り立っていません。
どういった経緯でこのような契約が結ばれたのか分かりませんが、最終的にこのWebに行われた修正は3桁を超えます。受注から2年以上たったころ「やっぱりほかの会社に依頼する」とのクライアントの申し出により、この仕事はキャンセルされました。
社長は「ペンギン」が好きで、社内には色々なペンギングッズがおいてあったのですが・・キャンセルが通達された翌日、何匹かのペンギングッズが行方不明になり・・MIO(Missing In Operation)ったと社員の間で囁かれていました。この案件は、出来高制で「Aさん」が担当していました。社出来高制のあたりもうおかしいのですが・・。腹に据えかねたAさんが・・との憶測もありましたが不明のままです。

「修正回数がXX回」と言った契約は、Webに限らず、デザイン系の仕事なら何でもありうることかと思いますが・・無制限は有り得ませんね。