ブラック企業の割合はすでに蔓延的でもあり、自分の会社はそんなことは一切ないと言い切ることができたとしても他人の目から見ればすでにマヒ状態による自己判断が困難になってる場合からブラック企業だと認識できない傾向も考えられます。日本のブラック企業による労務問題にはまず日本人の性質そのものがそうさせてるとも指摘されており、従順につき従い自分の力が足りないからいけないんだとか、皆何だかんだでこの劣悪な環境社会で頑張ってるんだとか決してNOを突きつけることをしない傾向があるようです。

労務問題についてはつい最近でも賃金アップ運動などからそれら多数の問題を解決できると信じて疑わない人たちが多いようではありますが、実際に賃金がアップすれば解決するのでしょうか?日本の時給はかなり安い設定にされてることから世界的にも問題視されてることではありますが、それをもし可能にしたとしても企業は手取りに換算して上手に差っぴいてしまうか、それともさらなる低賃金の外国労働者に手を伸ばすだけでしょう。

さらには海外のマックのようにロボットに重点を置くだけの話になりそうでもあります。人が足りないから今いる社員でやるしかない、だから頑張ってくれたまえでは良い結果は生まれません。疲れてるから早く帰宅したいけれど残業をさせられ遅くなり、そして睡眠をろくに取れずそのまま出勤、そして思考回路もままならず神戸の海での散骨のことばかり考え、仕事に手を出すも進まない、けれどもまた残業を押し付けられ、帰って寝るだけの自宅は荒れ果ててゴミ屋敷の清掃業者に依頼しないと片付けられない…。これらの繰り返しが会社にとって良いはずもありません。オランダなどは無駄を省き時間を短くしたのにもかかわらず仕事の量は減ることもなく、むしろ効率化のおかげでクオリティの高い仕事を続けることができてるとのことです。
日本人の中にある勤勉さと労働は素晴らしいという考え方が全てを履き違えさせている原因でもあり、それらに気付ける会社こそが今後の日本を育てることにもなるはずです。そしてその頃はきっとブラック企業などは淘汰されるべき体制なのではないでしょうか。