残業ではなく日勤兼夜勤状態

労務で軽視されがちな派遣社員として小さな工場に勤務していました。その工場では、人員不足に関わらず受注台数をどんどん増やしていきました。生産台数が増えても人員不足は解消されなかった為、当初は区別されていた検査と生産ラインの組み立て作業も一人で兼務することが当たり前になりました。更に毎日の残業も当たり前になりましたが、その残業時間が異常でした。定時が朝8時から夕方5時。45分の休憩をしてから残業に入りますが、深夜2時までは当たり前でした。

更には休日返上で朝方4時、そしてまた翌日8時に出社してまた朝方まで仕事という、まるで日勤と夜勤を休みなく勤務している状態が続きました。過労で頭痛や吐き気もあり体がきついから定時で上がりたいと訴えると、しつこく説得され帰してもらえませんでした。仕方なく限界を迎えながらもまた深夜から早朝に及ぶ残業を続けていたところ、鬱症状も出てきましたが、会社からは何のフォローもありませんでした。会社側の都合が悪くなってきたところで派遣会社の担当者が別の工場を紹介してくれましたが、その時には既に働ける状態ではなく、無職になってしまいました。