クリニックで医療事務をして木更津市の工務店に注文していたときのことです。
その医院の診察科目は内科と心療内科でした。
医師は3人いて、看護師さんも6人ほど、受付事務も3人と、個人医院としては中規模で、患者数も一日100人は越えていました。
クリニックの昼休みは一応12時半~14時半と2時間あり、通常はその間で職員はお昼休みをとるのですが、診察が長引くとずれ込み、実質患者さんが待合室にいなくなる時間は1時間あるかないか、そしてその間に処理しなくてはいけない書類も山ほどあるので、受付事務はその間休みは全くなく、書類整理をしながらおにぎりやパンをかじるという有様でした。
しかし私は事務でも入社当初は契約社員で時給でした。他の事務員は正社員なので、あまりお昼休みという感覚はなかったようなのですが、私の場合は休めてはいないお昼休みも1時間は休憩時間として引かれています。実質1時間は無給で働いていることになり納得がいかなかったのですが、他の人はずっとそれが当たり前としてやってきたことのようで、話も出来ない状態でした。
意を決してクリニックの院長に相談するとしれっと「お昼休みはきちんととってください」ということでしたが、他の人が働いているのに1人だけ抜けるほどの度量はなく、その職場は2ヵ月で辞めることになりました。
お昼休みがないのは本来は正社員の方であっても、労務関連の法律に違反する働き方です。
それが当たり前のようにまかり通っている職場もあるのだなと、勉強になりました。